前立腺がんに対する療法には、「手術療法」や「内分泌療法(ホルモン療法)」、「放射線療法」など多様な療法があり、それらはさらに、いくつもの具体的な治療法に分けられます。

個々の前立腺がん患者の治療方針を決定するには、がんの進行度(広がり)や悪性度を検査するとともに、患者の全身状態や年齢、合併症があるかどうかなどを総合的に判断した上で、最適な方法を決定して治療にあたります。

上記の各療法の中には、以下のような、具体的な治療法があります。(それぞれの治療法については、これ以降のページでご説明します)

「経過観察(待機療法)」=PSA値の定期的な測定にとどめ、積極的な治療は行わない、という方法。

「手術療法」=「前立腺全摘除術」(腹腔鏡下手術を含む)など、外科的な手術による療法。

「内分泌療法(ホルモン療法)」=「精巣摘除術(去勢術)」、「LH-RHアゴニスト」、「女性ホルモン剤」、「抗男性ホルモン剤」など、ホルモン剤を使って行う治療法。

「放射線療法」=「外照射法」、「組織内照射法」など、放射線によりがん細胞の増殖を抑える治療法。

その他の治療=「化学療法(抗がん剤による治療)」などの治療法。

なお、個々のケースでどのような治療方針や治療方法を選択するかは、病院や担当医によって異なる場合があります。また、実際の治療の場面では、このサイトでご紹介している治療法のすべてが選択肢にあげられることはないかもしれません。

治療にあたっては、自分でも情報を集めて勉強し、自分にはどのような治療法が適しているのか、自分が望むような治療を行っている病院はどこであるのか、といったことを調べて受診する姿勢が望まれます。そして、治療法についての医師の説明をしっかりと聞き、自分でも納得をして治療を受けることをお勧めします。